だんだんと暑くもなってきて、そろそろ飲み物も冷たい飲み物も欲しくなってきたところ。
そんな時には、冷やしたシャンパンやスパークリングがさっぱりと美味しい〜。
でも、何故にシュワシュワしてるのか?
そもそも普通のワインとはどう違うのか?そして、シュワシュワの正体は?
そんなシュワシュワ好きの方の疑問にお答えする回です。
まず、普通のワインとはどう違うのかと言うと、元になるワインの作り方は普通のワインと同じです。
ワインを作るには絞った果汁を発酵させる事によってアルコールが発生するのですが、この時に一緒に炭酸ガス(二酸化炭素)も発生します。一度、ワインとして発酵させた後に、さらにもう一度発酵等をさせ、この時に発生した炭酸ガスを閉じ込めたりすると発泡性のワインが出来上がります。なのでこれがシュワシュワの正体です。
で、この炭酸ガスの閉じ込め方もいくつかあって、代表的な物を5つ簡単にザックリとご紹介。
1)瓶内2次発行方式
最初の発酵を、樽で行った時には後に瓶詰めして発酵させる為に糖分を加えてから瓶の中で発酵させる方法。
これは、一つ一つ糖を加えて、発酵した際に出た澱(おり)を取り除かないといけないのですが、とても滑らかなムース状の泡が出来上がるので、主にシャンパンなどがこの作り方です。
2)シャルマ方式
密閉されたタンクの中で2次発酵も行い、そのまま空気に触れずに瓶詰めしていく方法。
大量に生産が可能なのでお手軽に発泡性ワインを楽しめる様になったありがた〜い作り方。
3)トランスファー方式
一旦瓶内2次発酵させた炭酸ガスを含んだワインを圧力を加えたタンクに移してから新しいボトルに詰める方法。
これは瓶内2次発酵の簡易的な物みたいな感じで、瓶内2次発酵に近い味わいが楽しめます。
4)炭酸ガス注入方式
1時発酵が終わったワインをタンクや瓶詰めする時に後から炭酸ガスを注入する方法。
これは大量に品質の安定した物が作れるので、どれを選んでいいのか分からない時にまずはの一本で頼れる方法。
5)田舎方式
発酵途中のワインを瓶詰めにして、密閉し、残りの発酵を瓶内で行う方法。
これはきっとたまたま出来たやり方を突き詰めて出来たんだろうな〜と思ってます。昔の人はすごいねー。
大体この5つが主な作り方なので、次に飲む機会がある時は味以外でも泡の立ち方とか作り方とかで飲み比べてみるのも楽しいと思いますよ〜。